成人期のお悩み
成人期のお悩み

20代から30代は、仕事、パートナーとの関係、妊娠や出産といった出来事が重なりやすい時期です。忙しさのなかで、体のことは後回しになりがちではないでしょうか。
この年代に起こりやすい不調には、放っておくと選択肢が狭まってしまうものもあります。今は困っていなくても、状態を知っておくことで、将来の選び方が変わります。このページでは、この時期に多いお悩みと、確認しておきたいことをまとめました。
生理痛で仕事に集中できない、会議中に経血量が気になる、ナプキンを替えに立てない。こうした状況が毎月続くと、積み重なった負担は小さくありません。
痛みを抑える、経血量を減らす、周期を予測できるようにする。いずれも治療で対応できることがあります。生理を軽くすることは、我慢を減らすためだけでなく、日々の生産性にも関わることです。詳しくは月経困難症・PMS・月経移動と低用量ピル外来・漢方をご覧ください。
生理の前になるとイライラする、涙が出る、人に会いたくなくなる。こうした変化が毎月同じ時期に起こるのであれば、月経前症候群(PMS)かもしれません。
性格の問題でも、気の持ちようでもありません。ホルモンの変動に体が反応して起きているものです。まずは記録をつけ、生理周期との関係を確認するところから始めます。
避妊の方法は一つではありません。毎日の服用が向いている方もいれば、一度装着すれば数年間続く方法が合う方もいらっしゃいます。妊娠を望む時期が決まっているかどうかによっても、選び方は変わります。
それぞれの効果と注意点は避妊相談でご説明しています。まだ決めていない段階でのご相談も歓迎しています。
性感染症の多くは、初期に自覚症状がありません。特にクラミジアは、気づかないうちに卵管に炎症が広がり、将来の妊娠に影響することがあります。
症状がないからといって安心はできません。不安な機会があった場合や、パートナーが変わった場合は、検査を受けておくことをおすすめします。おりものの異常・不正出血・性感染症検査をご覧ください。
妊娠を望むようになったとき、あるいはまだ具体的ではないけれど将来を考え始めたとき、体の状態を確認しておくことができます。
こうした準備は、妊娠が分かってから始めるより前に整えておくほうが確実です。避妊をやめて1年たっても妊娠しない場合、35歳を過ぎている場合は不妊症(検査・一般治療)もあわせてご覧ください。
子宮頸がん検診は、20歳を過ぎたら定期的に受けることがすすめられています。子宮頸がんは20代後半から40代にかけて発症が多く、この年代にとって身近な病気です。
初期には症状がありません。症状が出てから受診するのでは間に合わないことがあるため、症状がないうちに受けることに意味があります。がん検診(子宮頸がん・子宮体がん・卵巣)をご覧ください。
この年代で見つかることの多い病気です。生理痛が年々強くなる、経血量が増えた、生理以外の時期にも下腹部が痛むといった変化がきっかけになります。
超音波検査で確認できます。見つかったからといってすぐに治療が必要とは限らず、経過をみていく場合も多くあります。ただ、放置すると進行することがあり、妊娠のしやすさに関わることもあります。子宮・卵巣の病気と日帰り手術をご覧ください。
健康診断では婦人科の項目が含まれていないことが多く、職場の健診を受けていても、子宮や卵巣の状態は分からないままということがあります。
何か症状が出てから病院を探すのは、心身ともに負担がかかります。あらかじめ相談できる場所を決めておくと、迷わずに済みます。
検診のついでに気になることを聞く、といった使い方で構いません。継続して診ていると、少しの変化にも気づきやすくなります。
20代のころと同じように過ごしているつもりでも、体は少しずつ変わっていきます。疲れが抜けにくくなった、生理痛が以前より重い、体重が落ちにくくなったといった変化を感じ始める方が多い年代です。
こうした変化のなかには、加齢による自然なものもあれば、貧血、甲状腺のはたらきの低下、子宮の病気などが関わっているものもあります。「年齢のせい」で片づける前に、一度確認しておくと安心です。
いつ妊娠するかを計画どおりに決めることはできませんが、体の状態を知っておくことで、見通しは立てやすくなります。
卵巣に残っている卵子のおおよその数を推測する検査や、子宮・卵巣の状態を確認する検査があります。結果によって答えが決まるわけではありませんが、判断材料の一つにはなります。ご希望があればご相談ください。
また、妊娠された場合には、つわりや切迫流産で勤務が難しくなることがあります。その際に勤務先へ提出できる書類があり、事業主には必要な措置を講じる義務が定められています。詳しくは妊娠・妊婦健診でご案内しています。
何年も飲み続けて大丈夫なのか、というご質問をよくいただきます。健康状態に問題がなければ、継続していただけます。
服用を続けている期間中も、年に一度は血液検査と検診で状態を確認します。妊娠を希望される時期が決まったら、中止のタイミングをご相談ください。中止すれば通常は次の周期から排卵が戻ります。詳しくは低用量ピル外来・漢方をご覧ください。
治療の内容によって通院の頻度は変わります。数か月に一度で済むものもありますので、ご都合をうかがいながら方法を選びます。
一般的な健康診断には、子宮や卵巣を調べる項目が含まれていないことがほとんどです。別に受けていただく必要があります。
ご一緒の来院も可能です。妊娠や避妊についてのご相談では、お二人でお越しいただくことをおすすめしています。
HPVワクチンは、定期接種の年齢を過ぎた方でも、自費で接種を受けることができます。すでに感染しているタイプには効果がありませんが、まだ感染していないタイプへの効果は期待できます。
また、妊娠を考えている方は、風疹の抗体を確認しておくことをおすすめします。抗体が十分でない場合、妊娠前に接種を受けておくことができます。妊娠中は接種できないため、時期が重要です。詳しくはワクチン接種(子宮頸がん・RSウイルス等)をご覧ください。

えにわ産婦人科
院長 春日 芙貴子
得意な診療・専門領域
保有資格
所属学会
監修者紹介
札幌医科大学医学部を卒業後、函館五稜郭病院、市立釧路総合病院、札幌医科大学などの産婦人科で勤務。製鉄記念室蘭病院の産婦人科科長を経て、えにわ産婦人科の院長として診療にあたっています。
診療で大切にしていること
月経のお悩み、がん検診、不妊の相談、妊婦健診、更年期の不調に対応しています。検査の意味や病気の状態を説明し、一人ひとりのご希望に合う選択肢を、ご納得いただいたうえで選ぶことを大切にしています。
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